SafetyNetはコピー先ボリュームのデータを保護することを目的としたCCCのユニークな機能です。この機能がデザインされた最も一般的な目的は、誤ってコピー先ボリュームとして選択されたボリュームの内容を保護することです。そのボリュームの内容を即座に削除する代わりに、CCCはその内容を“_CCC SafetyNet”という名前のフォルダに保管します。設定の間違いに気づいたら、SafetyNetフォルダからファイルを復元して、バックアップタスクの設定を訂正するだけです。
SafetyNetの機能は、“アーカイブされる必要のある古いデータ”と“ソースのデータセットと全く関係のないコピー先のデータ”の違いを知ることはできません。これらのファイルは同じ保護を提供されているので、多くのユーザーはSafetyNet機能をファイルの古いバージョンの復元の手段として利用しています。SafetyNetフォルダは本来この目的のためにデザインされていませんので、この目的で使用される場合多くの弱点があります。にも拘わらず、ファイルの古いバージョンをSafetyNetフォルダで探すユーザが増え続けています。