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クラウドストレージソリューションの中には、インターネットにホストされたストレージを使って、Macにローカルに保管されているコンテンツを同期できるものがあります。当然、データがクラウドに保管されていても、そうでなくても、お使いのすべてのデータをバックアップできるようにしたいと考えています。しかし、データをローカルに保管するクラウド同期のソリューションの方法は、そのデータをバックアップおよび復元する方法を複雑にします。この記事では2つの複雑な要素について説明します:

  • あなたがローカルに保管しているデータは実際には隠れた場所に保管されているので、バックアップでファイルを見つけるのが難しい。
  • あなたのクラウドに同期されているファイルのいくつか、または時にはすべてが、お使いのMacに完全に保管されていない可能性がある。従って、クラウドにのみ保管されているコンテンツはバックアップできない。

クラウドコンテンツのローカルストレージが隠れた場所にある

一般的に、クラウドに同期したコンテンツはFinderのサイドバーからアクセスしているでしょう。場合によっては (例:Microsoft OneDrive)、クラウドストレージソリューションは、エイリアスをホームフォルダに配置して、データのローカルコピーの場所を便利に示している可能性があります。しかし、一般的に、そのコンテンツは明らかな場所には保管されていません。むしろ、ホームフォルダの隠れた“ライブラリ”フォルダに保管されています。そのデータがどこに“住んでいる”かを知ることが、バックアップでそのコンテンツにアクセスする方法を理解する鍵になります。

クラウド同期したコンテンツをバックアップで見つけるには

起動ディスクの普通のバックアップを作成する場合、ローカルに保管されたクラウドコンテンツはすべてバックアップにあります。しかし、そのコンテンツは隠れた場所にあるので、バックアップディスクでコンテンツを見つけるには以下の手順に従ってください:

  1. Finderの“移動”メニューから コンピュータ を選択します
  2. バックアップディスクを選択し、“ユーザ”> {yourname} と進みます
  3. Commandキー+Shiftキー+ピリオド を押して、隠れている項目のFinderの表示を切り替えます
  4. iCloudの場合: ライブラリ > Mobile Documents と進んでください
  5. その他のクラウドストレージの場合: ライブラリ > CloudStorage と進んでください

“iCloud Drive”はボリュームでもフォルダでもありません。実際、それは多くの異なるフォルダの集まりです。

Finderのサイドバーで“iCloud Drive”を開くと、ファイルとフォルダのシンプルなリストが表示されます。それらのフォルダのいくつかには特別なアイコンがついていて、そのフォルダに保管しているデータのアプリケーション表しています(例:プレビュー、Pages、テキストエディット)。FinderでiCloud Driveのコンテンツを見るとき、 (“サイドバー”の) どこかにそれらの項目がすべて1箇所に集められているフォルダがあると思い込んでいるかもしれません。

iCloud Driveはそのようには動作しません。あなたがFinderで見ているのは、Finderのトリックです。iCloud Driveは実際には、ホームディレクトリのライブラリフォルダに隠れているフォルダの集まりです。iCloud Driveに手動で追加されたファイルとフォルダは以下に保管されています:

Macintosh HD --> ユーザ > {yourname} > ライブラリ > Mobile Documents > com~apple~CloudDocs

アプリケーションのストレージフォルダはどこか別の場所に保管されています。例えば、もしあなたがiCloud DriveにPagesのフォルダを保管しているとした、そのコンテンツは次の場所にあります:

Macintosh HD --> ユーザ > {yourname} > ライブラリ > Mobile Documents > com~apple~Pages > 書類

さらに複雑なのは、デスクトップと書類フォルダを同期するよう選択している場合 ( システム環境設定 > Apple ID > iCloud Drive > オプション)、Finderはまるであなたのデスクトップと書類のフォルダが実際にiCloud Driveにあるかのように表示します。実際にはそれらのフォルダは、通常の場所に存在します:

Macintosh HD --> ユーザ > {yourname} > デスクトップ
Macintosh HD --> ユーザ > {yourname} > 書類

しかし、Finderからそこに進むとそれらのフォルダはその場所には表示されません — Finderが隠すからです。

iCloud Driveのコンテンツのみのバックアップを作成するには

起動ディスクの完全なバックアップには、必ずすべてのローカルに保管されたiCloudコンテンツが含まれています。このことを覚えていてください。つまり、iCloudコンテンツのために別のバックアップを設定する必要はありません。しかし、iCloudコンテンツのためだけに別のバックアップタスクを特別に作成したい 場合は、以下の手順を使用できます:

  1. CCCのソースセレクタからフォルダを選択を選択します
  2. サイドバーからiCloud Drive をタスクのソースとして選択してください

上記のようなFinderのトリックに基づいて、このタスクは“iCloud Driveに”保管されているすべてのコンテンツをバックアップするよう設定されていると結論づけるかもしれません。もう一度言いますが、そうではありません。というのは、“iCloud Drive”はFinderに表示されているコンテンツのすべてを参照できる単一のフォルダではないからです。CCCのタスクフィルタを開いたことがあるなら、“com~apple~CloudDocs”というフォルダには手動でiCloud Driveに追加した項目のみが含まれているのに気がつくでしょう — それにはアプリケーション固有のiCloudフォルダも、デスクトップと書類のフォルダのコンテンツも含まれていません (それらのフォルダをiCloudと同期する選択をしている場合)。

ローカルに保管されているすべてのiCloudコンテンツをバックアップするタスクを設定したい場合は、以下の手順に従ってください:

  1. CCCのソースセレクタからフォルダを選択を選択します
  2. Macintosh HD --> ユーザ > {yourname} > ライブラリ と進みます。ホームディレクトリにライブラリフォルダが表示されない場合、Commandキー+Shiftキー+ピリオド を押して、隠れている項目の表示を切り替えてください。
  3. Mobile Documents フォルダをバックアップタスクのソースとして選択してください。

バックアップにiCloud Driveの“オープン”なコンテンツが表示されます。お使いのMacにローカルに保管されているすべてのコンテンツはバックアップされますが、Finderが起動ディスクに整理するのと同じ方法では整理されていません。

オンライン限定のファイルはバックアップできない

クラウドストレージサービスプロバイダの中には、ファイルをオンラインでのみ保管することを許可 (または、推奨/強制) して、ハードドライブのスペースを解放できるものもあります。現在この機能を提供しているサービスには、以下のものが含まれます:

  • Dropbox Professionalの“スマートシンク”機能
  • Microsoft OneDriveの“空き領域を増やす”機能
  • iCloud Driveの“Macストレージを最適化”機能
  • Googleの“ドライブファイルストリーム”機能

オンラインでのみ利用できるファイルは、通常Finderに“クラウド”アイコンまたはバッジがあります。例えば、iCloud: File only available in iCloud、Dropbox: ファイルはDropboxオンラインでのみ利用できます

これらのサービスを使って、ファイルをオンラインでのみ保管する場合、それらのファイルのローカルなバックアップを保持できないことを理解した上でそうしてください。

これらのストレージサービスのどれかに保管されたファイルをオンラインでのみ存在させるようにフラグすると、ファイルのローカルなコピーはお使いのMacから削除され、0-バイトのプレースホルダファイルに置き換えられます。そのプレースホルダファイルを開こうとすると、お使いのストレージサービスプロバイダのエージェントソフトウェアが自動的にファイルのデータをお使いのMacにダウンロードして、書類が開きます。これはお使いのMacに空き領域を増やしてくれる便利な機能ですが、一方、この機能はローカルストレージからファイルを削除しますので、CCCはこれらのオンラインにのみ存在するファイルをバックアップできません。これらのオンラインのみの機能を使用する前に、クラウド上にしか存在しないファイルのローカルなバックアップがなくても不安がないか、考える必要があります。

プレースホルダファイルはバックアップされているかもしれないが、バックアップディスクではプレースホルダファイルとして機能しない可能性がある

上記のように、Finderでプレースホルダファイルを開くと、エージェントソフトウェアがオリジナルをダウンロードします。同様に、Finder経由であるボリュームから別のボリュームにプレースホルダファイルをコピーしようとする場合、エージェントソフトウェアはソースのデータをダウンロードしてから、オリジナルのファイルをコピーします (ダウンロードされたソースファイルはその場所に置いたままです)。CCCのバックアップはFinderのコピーのように動作しません。そしてもっともな理由で、500GB SSDに1TBのオンラインのみのファイルがあるとすると、CCCがバックアップを作成する際に、DropboxやiCloudにそのデータをすべてダウンロードして欲しくはないでしょう!むしろ、CCCはプレースホルダファイルをそのままコピーして、ソースファイルのプレースホルダ属性をすべて保持します。CCCはファイルの非独占のバックアップを作成します。CCCでは、コピー先のファイルをそのままそっくりソースファイルのように見せることが目的です。

プレースホルダファイルの中には、コピー先でプレースホルダーファイルとして機能しないものもあります。例えば、OneDriveはOneDriveフォルダの外 (例えば、起動ディスク) にあるプレースホルダファイルを“真の”プレースホルダファイルとして認識しないので、ファイルを開こうとしてもファイルのデータをダウンロードしません。CCCはOneDriveのプレースホルダーファイルを全くコピーしないように最善の努力をしています。MicrosoftのOneDriveクライアントソフトウェアは、アプリケーションがそれらのファイルにアクセルすることを意図的に妨げます — OneDriveのプレースホルダーをバックアップすることは不可能です。

Dropboxのプレースホルダファイルは、それらをAPFSボリュームから別のAPFSボリュームにバックアップする場合、および、HFS+ボリュームから別のHFS+ボリュームにバックする場合、正しく機能します。というのは、Dropboxはそれぞれのボリュームフォーマットにプレースホルダファイルを作成する際、異なる独自の技術を使用するからです。しかし、これらのプレースホルダファイルは、あるファイルシステムから別のファイルシステムに転送される場合、正常に動作しません。また、Dropboxのプレースホルダファイルは、HFS+フォーマットのコピー先では、大幅により多くの領域を消費します。コピー先をAPFSとしてフォーマットすることをお勧めしますが (一般的に)、お使いのソースのデータセットにDropboxのプレースホルダファイルがある場合は、特に推奨します。

Google Drive File Streamもまた、プレースホルダーファイルに独自の方法を使用します。これらのプレースホルダファイル (Googleの書類フォーマットを含む) は、Google Drive以外のどんなアプリケーションでも開くことができないので、CCCがそれらのバックアップを試みることはありません。

OneDriveはクラウドのみのストレージをデフォルトで優先します – しかし、変更できます

OneDriveのコンテンツをMacに“固定”したい場合:

  1. FinderでOneDriveフォルダを選択します
  2. 表示メニューから“アイコン”を選択します
  3. 余白のどこか (フォルダやファイルの後ろの背景など) を右クリックします
  4. コンテンツをMacで常に利用可能にするを選択してください

Microsoftによる機能説明はこちらから手順のデモンストレーションはこちらからどうぞ

クラウドストレージサービスは、バックアップから復元すると、オンラインのみのファイルをクラウドから削除する可能性があります

オンラインに存在しかないプレースホルダーファイルをコピーできない場合、それらのプレースホルダーファイルはバックアップに存在できません。バックアップからクラウドストレージフォルダを復元すると、クラウドストレージサービスはファイルまたはフォルダが存在しないことを“この項目は削除された”と解釈する可能性があります。そして、その削除をクラウドのコンテンツに適用し、また、お使いのクラウドストレージにアクセスできるその他のデバイスにその変更内容を伝播します。これは一般的には大惨事ではありません。というのは、ほとんどのオンラインストレージプロバイダは、削除されたファイルを復旧する方法を提供しているからです。ただ、かなり面倒です。

バックアップタスクでCCCがプレースホルダーファイルをドロップしたことを示すエラーに遭遇したという理由でこれを読んでいるなら、CloudStorageフォルダを引き続きバックアップに含めるべきかどうかをもう一度よく考え直してください。一方では、お使いのMacに実際に存在するクラウドストレージのファイルのローカルなバックアップがあることは、とても良いことです。しかしもう一方で、プレースホルダーファイルがバックアップからなくなっていることに覚えがないなら、今後そのバックアップから復元する際、または復元したい場合、面倒な状況になる可能性があります。

CloudStorageフォルダをバックアップから除外するには:

  1. CCCを開き、影響を受けるタスクを選択します
  2. ウインドウの一番下にある タスクフィルタボタンをクリックします
  3. ユーザ > {yourname} > ライブラリ と進みます
  4. “CloudStorage”フォルダの横のボックスのチェックマークを外します
  5. 完了ボタンをクリックしてから、バックアップタスクを保存、または開始してください

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