コピー先がいっぱいです、という報告がCCCからありました。 この問題を回避するにはどうすればいいですか?

This documentation is for an older version of CCC. You can find the latest version here.
Last updated on 2023年10月20日

デフォルトで、CCCはコピー先からコンテンツを削除することについてかなり保守的なアプローチを試みます。 大抵の場合、CCCは古い、時代遅れのコンテンツを削除することで効率的に十分な空き領域を確保しますが、ご使用の設定によっては、それが可能でない、または実用的でないことがあります。 “コピー先がいっぱいです”というエラーを避けるためにできることをいくつかご紹介します。

デフォルトのSafetyNet設定を使用する

デフォルトで、CCCタスクではSafetyNet機能が有効になっています。 そして、CCCはそれぞれのバックアップタスクの最初に、コピー先の空き容量が25GBを確保できるようにSafetyNetの削除制限を設定して開始します。 タスクがファイルのアップデートに25GBより多くの領域を必要とすると判断した場合、CCCは必要に応じてその制限を自動的に増加します。 CCCのSafetyNet設定、またはSafetyNet削除制限の設定をカスタマイズしている場合、デフォルト値に設定し直してみてください:

  1. CCCのメインアプリケーションウインドウでタスクを選択します。
  2. コピー先セレクタをクリックして、SafetyNetのサブメニューから SafetyNet オンを選択してください。
  3. ウインドウの一番下にある詳細設定ボタンをクリックします。
  4. SafetyNetを削除の設定を空き領域が次より少ないときに設定します。
  5. 削除制限を25 (または、それよりも大きな値) に設定してください。
  6. 自動調整のチェックボックスをチェックして、CCCがこの値を自動的に管理できるようにしてください。
  7. 完了ボタンをクリックしてから、バックアップタスクをもう一度実行してください。

代わりに、“スナップショットの保持ポリシー”からそのボリュームのSafetyNet保持の設定を調整できます。 上記のステップを実行中、ステップ3でスナップショットの削除設定ボタンをクリックすると、これらの設定が表示されます。

SafetyNet機能を無効にして、“コピー先でルートレベルの項目を保護”を無効にする

お使いのソースデータセットがコピー先ボリュームの容量とほぼ同じ場合、SafetyNet機能を使用することは実用的ではありません。

  1. CCCのメインアプリケーションウインドウでタスクを選択します。
  2. コピー先セレクタをクリックして、SafetyNetのサブメニューから SafetyNet オフを選択してください。
  3. 指示があったら、SafetyNetを削除のオプションを選択して、既存のSafetyNetフォルダをコピー先から即座に削除してください。
  4. コピー先セレクタをもう一度クリックして、SafetyNetのサブメニューを選択してください。 コピー先でルートレベルの項目を保護のメニュー項目がチェックされている場合、その項目を選択してその設定を無効にしてください。
  5. 該当する場合、Finderでゴミ箱を空にします。
  6. バックアップタスクを保存して実行してください。

SafetyNetを無効にすると、コピー先のすべてのファイルは完全に削除される対象になります。 つまり、ソースに存在しないすべてのファイルは削除されます。 コピー先のコンテンツが削除されるかどうかを確認したい場合は、CCCのツールバーのプレビューボタンをクリックすると、タスクを実行する前に変更内容をプレビューできます。

より大きなコピー先を使用する

理想的には、ソースで消費されるスペースの2倍の領域がコピー先ボリュームにある必要があります。 こうすることで、データの増加やスナップショットの保持のために十分な余裕を持つことができます。 ソースのデータセットがコピー先の容量よりも大きい場合、またはその容量とほぼ同じ場合、SafetyNet機能を無効に設定していても、コピー先ファイルに安全なアップデートを実行できない可能性があります。

バックアップドライブを選択するには:推奨デバイス

私のコピー先はソースのデータセットよりも大きいです。 それなのに、CCCからコピー先がいっぱいですと表示されるのは、なぜですか?

ソースがAPFSボリュームで、それに“クローンされた”ファイルがある場合、このようなことが時々起こります。 例えば、“写真”のライブラリを複製する場合、Finderがすばやくコピーを作成します。 しかし、2つ目のコピーは追加のディスクスペースを全く消費しません。 魔法です! これはAppleの新しいAPFSファイルシステムの機能です。 しかし、この省スペース機能は別のディスクにコピーする際には保持されません – つまり、 (上記の例を使うと) “写真”のライブラリの2つのコピーは、バックアップディスクでは2倍のスペースを消費します。 この問題については以下のビデオで説明しています:Finderはファイルのディスク使用状況を正確に表していません

最近非常に大きなファイルを複製した記憶があるなら、 バックアップタスクから複製を除外 (または、不要な場合は削除) することも可能なオプションです。 別の方法は、より大きなコピー先デバイスにバックアップすることです。

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